西川一誠日記ブログ
福井県知事西川一誠の日々を綴った日記ブログです。
2008年10月8日(水) くらげの力
 今日も霧である。橋を渡る自国には晴れて、天気になる。昨日の夜のTVそして今日の新聞は南部、小林・益川の日本人3人のノーベル物理学賞の受賞記事一色である。
 予算特別委員会(2日目)。
 五時半ごろ、どこからか街に1日の仕事の終りの音楽が流れる。うすく澄んだ夕焼であり、澄んだ空に風車の影がよく見え、鳥が点々と山に帰る。
 今晩は下村脩先生(ボストン大名誉教授)のノーベル化学賞の報がつづく。クラゲからとった発光タンパク質を研究されたらしい。
 金木犀が夜の庭に満開であり、今年は天気もつづき、樹木の姿なりによく花がついている。強烈な香りがして、刺激が強すぎるのかあとは匂いを感じない。西空に半月が落ちかけている。

2008年10月7日(火) ノーベル賞
 朝、初霧である。一日くもり。予算特別委員会(一日目)が終日ある。
 明日の答弁の打合せをしている最中に、南部陽一郎先生が「対称性の自発的破れの発見」でノーベル物理学賞を受けられるとの報が入る。祝電、お祝いのコメント、そして8時半に立ち会見をする。福井の誇りと自信、子供たちへの励み、サイエンス教育の最中、厳しい経済情況中の大きな光。
 世界的な株暴落の今日の暗いニュースを打ち消すばかりに、報道陣や解説者の笑顔。

2008年10月6日(月) モズ再見
 小雨、あとで止む。午前中打合せ。陽子線ガン治療事業を応援する保険会社や旅館ホテルについて。恐竜の学術調査と恐竜足跡などの展示戦略は区別して行うべし。福井食材をビール会社がPR予定。
 午後から時間があく、気分を転換せよ。モズの影飛び去りホッとした気分。夕方、明日の予算委の打合せ、縦わり答弁をさけよ。

2008年10月5日(日) マラソン
 くもり、後半は雨の予報。朝刊はアメリカの「金融安定化法」成立が一面。一度否決した下院が上院案の修正法について可決の記事。資金投入に段階を設けている。
 第31回福井マラソン開会式に出る。現場に着くと華やかにエアロビクス体操の最中、気分にさそわれ脚の屈伸にすこしだけ参加。谷口大会長や吉田社長(福井新聞)などと登壇。ゴレンジャーのような五色の服装の五人ランナー、明るい選挙の黄色のキャラクターもPR。
 午前中にサツマ芋を掘って、その跡にすべて肥料をひろげて耕す。午後からはトモ君がよいしょのイモ堀をしたらしく、またイモジクの方も引取手が来たようだ。そのあとちょうど雨が降り出し、すべて順調事もなしとのこと。
 国交省主催、県共催の河川防災フォーラムを済生会病院に近い福井市防災センターでひらかれる。東大の田中淳先生(総合防災情報研究センター長)、福大の福原先生らが講演予定。小生、今回からあいさつ方式をやめ足羽川災害復旧などの特別講演を十五分ほどする。会の前後に出席者と小時間の懇談。外へ出ると小雨でフロント窓が霧状にぬれはじめている。
 帰り路の図書館に寄る。入口のところで鉄道ジオラマの模型を動かしており親子でにぎやか。子供が一人だだをこねて走り出し、追うお母さんが大変。今日は児童室は親子が多いでしょうと館員の弁。
 学力向上のパンフを見直す。今晩、鯖江市長再選される。ここ数日の話からすると総選挙は厳しい各選挙区の予測が出ているようだ。
 カマキリの柔らかなのをつかみ投ぐ。尾をゆらしモズけたたましマラソン日(モズの初見)。

2008年10月4日(土) モズの初聞
 快晴。実践倫理宏正会の60周年大会が上廣会長出席し開かれる。学力と家庭のこと、永平寺の半杓の水、丸岡の井戸のことなど話題に。
 三国高校の100周年記念式典に出る。帰りに謝辞の生徒代表と握手。緑陵会館と教員室、図書室を見学する。
 「この天気ならあした調子いいのかしら」、「いや今日の天気で明日はわからぬ」。「もう少し匂いが長いといいのにね木犀の匂い短すぎる」。
 日本赤十字社の福井県支部創立120周年記念大会に出席(県立音楽堂)。戦時救護看護(元日赤看護婦長)の中国での苦しい体験談、和田小の青少年赤十字の男女児童の発表、彼らは将来は科学者、動物飼育係になりたいと述べる。
 吉村昭「雪の花」展を橘曙覧記念文学館にみる。吉村さんの元原稿は詳細であり、これを大きな原稿用紙に清書された。
 気象予報士(NHK)の講演来県の半井小絵氏と懇談、これからの協力を要請。子供の頃に福井へは海水浴やスキーによく来たとのこと。
 廊下に木犀がよく匂う。モズの声が近くにするが居所はわからず。
 明里橋北の西藤の白山神社は祭礼、境内に露店いっぱい。光成さんの通夜にお参りする。式場を出ると美しい三日月がかかる。
 河合の公民館付近では地区の収穫祭らしく暗い中に人が集まっている。FMにN響の生放送(ヤマダミエコ解説)、序曲レオノーレ(ベートーベン)、ピアノ協奏曲(シューマン)の一部。
 木犀香放つほどには未だあらぬ。土曜日のひる金木犀と干し秋刀魚と甘薯のじくの佃煮の匂い。

2008年10月3日(金) 秋の浜
 今日もよい天気。
 ぎょうせいの沢田社長が金沢支店開設のため来訪。
 高田稔浩さんがパラリンピックからの帰国報告に来訪。使われた競技用の車イスも持ってこられる。道具の性能も大事なのだ。やりたい気持をもっている人は行動して欲しい、後悔することなく勇気をもってチャレンジして欲しい、とチャンピオンからのエール。
 座ぶとん集会(旧河野村の民宿などの人達)。越前市の中津原、湯谷町付近は立派な古民家や門塀あり、馬借街道への標識が途中にあり。今日は23℃。海は南西からの波であり、満潮の時刻か。
 足羽川の利活用や屋外広告物の規制見直しなど協議、なかなか微妙な行政技術を要する。
 明日の日赤支部創立120周年式典に先だち、近衛社長を迎えて記念祝賀会を行う。
 サツマイモを又いくらか掘ったらしく、佃煮用の甘薯ジクを妻が切り並べている。むかし砧いま芋のじく切る夜かな。今週から普段用のズボンを厚手にする。

2008年10月2日(木) 魚々
 さわやかな秋晴れの一日。四差路の中途でメールを続ける危険車あり。河原に沢山のテントが出ている、週末の収穫祭のためか。
 バイヤー向け水産物展示商談会を視察(中央卸売市場)。500種あまりの水産商品で賑わう。会場内で市長に会い小休止し座談。法律上の制約もあり一般消費者向けではないB to B分野の取引だが、もう少し市民用に改善できないか社長(魚市株式会社)と語る。
 県内の振込め詐欺5,000万円越えるとの昼のFMニュース。「ここはふるさと旅するラジオ」は今週は福井県、今日は今庄のソバ道場。
 北陸圏の第一回広域地方計画協議会に行く(金沢)。富山県知事は選挙で欠席。国土計画ならずとも国土政策が書かれなくてはならぬ。新幹線も当然入るべし。ソバ畑が秋の陽をうけてあちこち真白な色に広がっている。「ここにしか無いものがあります」という店の看板(金沢市内)。車にバンソウコウをして走る車あり、スケーターに乗って動く男あり(福井市内)。玄関も勝手も開き松手入れ(市内の旧師宅の前を通る)。
 橘曙覧文学館の吉村昭特別展のため津村節子さん来福され、少時間会う。来年5月は三十三年に一回の今立大瀧神社の式年大祭(本開帳)があるようだ。
 スーパーで沢山買ったという早生ミカンの当りよく、小さいが甘い。蜜柑むく遠足の昔ふと匂う。

同日(水) フルート
 中部縦貫道の大野インター周辺を視察する。これからはトンネル工事や土盛りが始まることになる。小川付近の短いガードレール工事を7、8人がかりで作業している。大野東高、下庄小に立ち寄り校長、先生たちと寸談。ロボコン準備の生徒、明日の小学校体育会にそなえての先生たち。
 境寺付近で越美北線に会う。この時間は満員列車であり通学生が五、六人立っている場面。
 大久保功治氏のフルートリサイタルの前半部を鑑賞(音楽堂小ホール)。フルートとピアノのためのソナタ二曲(C.P.Eバッハとケクランの作品)、エア(武満徹)。音楽教育にさらなる尽力を。
 ヘッドライトに浮かび出るソバの白
 「徂徠学講義(弁名を読む)」(子安宣邦著 2008年7月岩波書店)を読了。政は徳に優先する。吉川幸次郎の「徂徠学案」(1章 学説の要約)を読む(思想大系巻36)。前著は厳密難渋で後者は直截明断。

2008年10月1日(水) 赤い羽根
 好天すずし。今日からとうとう衣更え。バスで駅前へ行き恒例の赤い羽根募金に参加。「いのちのバトン」、「車イス・バスケ」の代表者がスピーチ。社協会長は陽気にガンバロー。福大のボランティアの学生も大声を出して募金活動。
 昨日から河野有料道路が無料開放し、30年の幕を下す。朝刊には、世界経済混迷で解散を遅らせる方針かの記事、さもありぬべき。米下院が75兆円余の公的資金投入を拒否し、NY株777ドル安。方法は日本と違うがやはり議会も意見を示す国なのだ。早朝屋上で県警が訓練を行っている。
 北陸農政局長が状況説明に来訪、今回の米流通事件の対応や地産地消を強化する支援策を要請。4銀行が合併の政策金融公庫の支店長らが来訪。
 天気はよいが風が強く、お堀の桜の木がよくゆれている。お泉水通りを斜めに横切る大胆な車をみる。
 国民健康保険施行70周年記念式典にあいさつ(自治会館)。講師の大森彌教授(東大)と面談し、道州制などについて示唆をうける。繊維のカズマ工場を視察、地元に働く人達を多く雇用してくれる。車中に国会の代表質問(鳩山氏)の一部と総理答弁をきく。

2008年9月30日(火) New Yorker誌
 昨晩は足元がつめたく、夜カーディガンをはじめて着す。
 「ニューヨーカー」のインタビュー、長身のデナ・グッドイア女史が来県。オバマ、ペイリン氏と福井との関係について。ホールの眼鏡展示も見学したとのこと。小浜市副市長の辞令交付。
 拠点化計画の打合せ。「地産地消の仕事人」に選ばれた義元氏、大瀧氏と懇談。農業の人づくりに役立つ農学舎を嶺北にも、簡単な加工施設がいることも。
 ふくいの教育のよさを知ってもらう方策についての打合せ。今夕は「2030年の姿」の勉強の様子もきく。
 6時ごろにはもう暗い。夕方の車中FM放送で科学忍者隊ガッチャマンのテーマ曲が流れ、ギャラクターから「地球を守る」という歌詞。今は我々が我々から地球を守るという妙な環境になってしまった。
 女性落語選手権に出場した宮崎県の桂茶緑さんから礼状が届くかなり熟年の方と思われる。
 鰈切り腹から烏賊が出てきたよ弱肉強食的な感じやネ。今日はまた虫の声が七時頃強い。